いろいろな治療
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むし歯治療
むし歯とは、むし歯菌が出す酸によって歯が溶かされた状態をいいます。一口にむし歯といってもいろいろな状態があります。一度治療をしたところが再発したものや、痛みはないけれども白くなったり黒くなっているものなど様々です。当院では、歯の色が変わっているからといってむやみに削らず、必要な場合に削る治療を心がけています。
患者さまが「歯が痛い」と訴えられている場合、歯が痛む原因を調べるために原則としてレントゲン写真を撮影します。痛む原因と治療法についてご説明し、同意をいただけましたら治療に移ります。保険適用で出来る治療と自費診療で選択可能な治療についても説明します。中には、治療を行うかどうか考えたいという患者さまもいらっしゃいますので、その場合は、ご自宅で考えていただいています。
治療は患者さまの同意があって、初めて行います。勝手に治療を進めるようなことはありません。歯の治療に不安がある方、まずは相談だけでも構いませんのでお気軽にお越しください。
小児歯科
当然ではありますが、歯の健康は食習慣や日々のケアが関係しています。好きな物を好きな時間にお子さまに与えたり、仕上げ磨きをおざなりにしていると、お子さまの歯はやがてむし歯になってしまうでしょう。そのため、当院では、治療をする他にも、正しい食生活やブラッシングについてもお話ししています。
お話をする際は、お子さまに分かりやすい言葉を使うことを心がけています。説明をしっかりするのは、お子さまが治療を前向きに捉えられるようにするためです。歯の治療は口を開けてもらうことや、診療台に座ってもらうことなど、お子さまのご協力も必要です。そのため、お子さま自身に治療を受けようと思っていただけることが、その後のお子さまの健康のために大事だと考えています。
スムーズに治療に入っていくために、お子さんをお連れになる際は、保護者の方からお子さんの恐怖心をあおるような言動はしないようにお気を付けください。
顎関節症(がくかんせつしょう)
顎関節症とは、なんらかの原因により、あごの関節や筋肉に症状が現れた状態の総称です。顎関節症の症状には様々なものがあり、原因は多岐にわたります。原因がはっきりしないこともめずらしくありません。ここでは、代表的な症状と、顎関節症と気づかれにくい症状についてご紹介します。
代表的な症状
- あごが痛む
顎関節や周辺の頬・こめかみの痛みは、代表的な症状の一つです。
口の開け閉め、食べ物をかむ時など、あごを動かした時に痛むのが特徴です。
あごの動きに関係なく痛む場合は、他の病気である可能性があります。 - 口が大きく開けられない(開口障害)
一般的には、口を縦に開けると指が三本入りますが(開口量40~50mm)、指が1~2本程度(開口量30mm以下)しか入らない場合は開口障害があると考えられます。これは、あごを動かすと痛むので開けられない場合と、骨や関節の異常で口が大きく開けられない場合の2通りの理由があります。いきなり口が開かなくなる場合と、徐々に開きづらくなっていく場合があります。 - あごを動かしたときに音がする(関節雑音)
あごを動かした時に耳の前あたりで「カクカク」という音がしたり、「ジャリジャリ」「ミシミシ」といった音がすることがあります。しかし症状が音だけの場合は、必ずしも治療の必要はありません。
また、治療を行っても関節の音はなくなりにくいのが実情です。
その他の症状
顎関節症の症状には他にも様々なものがあります。
あごの状態が悪いとかみ合わせに違和感が生じることもありますし、逆にかみ合わせが悪いためにあごに症状が出ることもあります。頭痛や肩こり、めまい、耳鳴り、耳詰まり、睡眠障害などの症状が現れることもあります。
治療法
症状が弱く、日常生活に支障がなければあえて治療せずに自然な成り行きを見守る場合もあります。
生活習慣や、疲労、ストレスなどが原因になっていることも多いため、十分な休養をとり、ストレスを発散し、あごの関節や筋肉の安静を心がければそれだけで改善する場合もあります。痛みが強い場合は内服薬や塗り薬を使用します。
家庭での顎のストレッチなどの運動療法が有効な場合もありますので必要に応じて指導いたします。
歯ぎしりやくいしばりがある場合はマウスピースの装着を行います。
不必要な力があごの関節や筋肉にかからないようにできるだけリラックスを心がけ、安静時に上下の歯が接触していない状態を保ちましょう。かみ合わせに問題がある場合もマウスピースの装着が有効なことが多いです。
動きの悪くなった関節の動きを良くしてやるためのマウスピースもあります。
歯のかぶせ物や入れ歯に問題がある場合はそれらの調整や作り直しが必要になります。
お薬やマウスピースの治療でも開口障害が改善しない場合など、症状が重篤な場合は関節内に注射を行う方法や関節鏡による手術といった治療法もあります。重症の場合は、MRIによる検査が必要になります。この場合は、歯科口腔外科のある病院を紹介させていただきます。
睡眠時無呼吸症候群
代表的な症状
睡眠中にしばしば呼吸が止まる状態で、日中の眠気や集中力低下、頭痛、夜間の不眠などの原因となります。大きないびきをかくことが多く、いびきをかいたり急に静かになったりをくり返している場合は睡眠時無呼吸症候群の恐れが高いですので同居者がいらっしゃる場合には同居者に確認してもらってください。高血圧や心疾患、脳疾患などを悪化させる要因となりますので早めの治療開始をおすすめします。
治療法
まずは耳鼻咽喉科、呼吸器科、神経内科などで検査を受けて状態の確認をしてください。睡眠外来がある病院がおすすめです。
肥満傾向のある方は減量が必要です。病状によってCPAPと呼ばれる呼吸補助装置を就寝時に装着したり、口腔内装置(マウスピース)を作製して就寝時に装着します。
睡眠時無呼吸症候群治療用の口腔内装置作製は保険適用されておりますが、保険で作製するためには睡眠検査で確定診断がついており、確定診断を行った診療科からの文書による紹介状が必要になります。治療費用は自己負担3割の場合で約15,000円です。
紹介状がない場合は自由診療となります。この場合の口腔内装置作製費用は66,000円(税込み)となりますのでご注意ください。
口臭治療
口臭には様々な原因があり、中でも大きな原因が歯周病です。歯の周りに食べかすや歯垢(プラーク)などの汚れがたまっていると細菌が繁殖しやすくなります。お口の中には数えきれないほどたくさんの細菌がおり、これらの中には口臭の原因になるガスを産生する細菌もいます。できる限りお口の中を清潔にして細菌の数を減らすことが重要です。また、歯ぐきに炎症があると膿や出血などのために口臭がする原因となります。この場合の治療法は歯周病の治療法と同じで、まずはお口の中の清掃を徹底することです。詳しくは歯周病治療の項目をご覧ください。
- 起床時口臭
就寝中は唾液の分泌が抑制されるため、お口の中で細菌が繁殖しやすい状態になります。お口の中で細菌の産生するガスがたまるために、起床時は多くの方が口臭を感じやすい時間帯です。就寝前や起床時の歯磨き、うがいで緩和されます。 - 緊張時口臭
緊張状態やストレスのかかっている状態になると誰しも口の中が乾燥して口臭が強く出やすい状態になります。頬の力を抜いてリラックスし、唾液線のマッサージをしたり、水を飲んだりうがいすることで緩和されます。 - 生理中、妊娠中、思春期などの口臭
ホルモンバランスの影響で一時的に口臭が出やすくなることがあります。 - 加齢による口
高齢になると唾液の分泌が減るため、お口の中の自浄作用が低下します。このため口臭が出やすい状態になります。また、お口の中の細菌の中で口臭の原因になるものの割合が増えると言われています。また、入れ歯を使用していると入れ歯が口臭の原因になっている場合もあります。この場合は入れ歯の清掃の徹底や新規作製あるいは入れ歯以外の治療法の検討が必要になります。 - 体調不良時など体の活力が低下している時は口臭が出やすくなります
- 口呼吸をしていると口の中が乾燥するため口臭が出やすくなります
これらの生理的な口臭をゼロにすることはできませんが、お口の中を清潔に保つことを心がけ、お口の乾燥を防ぐことと、肉体的にも精神的にも体調を整えることで少しでも減らすことが可能です。
口臭を減らす作用のあるうがい薬を試してみるのも良いでしょう。
お口が乾燥しやすい方の場合はガムをかむことも有効です。ずっとかみ続ける必要はなく、かんだ後は丸めて舌の上に置いておくだけでも口の中の緊張をほぐして唾液分泌を促進する作用があります。
その他にも、臭いの強い食べ物(ニンニク、にら、ねぎなど)や飲み物(コーヒーなど)を摂取すれば当然口臭の原因になりますし、アルコール類を摂取した場合にも口臭の原因になります。思い当たるものがあれば摂取を控えてください。喫煙者は口臭が強くなりますので喫煙されている場合は禁煙をおすすめします。
これら以外にも、消化器官に異常がある場合や、鼻やのどに異常がある場合にも、口臭が発生します。疑わしい疾患がある場合にはそれぞれ該当する診療科で詳しく調べていただき、それぞれの原因の疾患の治療が必要になります。
さらには明らかな原因がないにも関わらず本人が強く口臭を自覚する場合(自臭症)もあります。精神的な問題の場合もありますが、これはごくわずかな臭気でも本人には強く感じられる場合があることと、神経が集中すると本来誰にでもある生理的な口臭が増幅して感じられることなどが影響していると考えられます。状態にあわせて内服薬やうがい薬などを使用します。
それぞれの患者さまの状態によって有効な対処法は異なります。実際にお口の診察をしてみないとわからないこともありますので気になっておられる方は受診してください。
口内炎
口内炎とは?
口内炎とは、頬の内側や歯ぐき、舌など口の中や周辺の粘膜に起こる炎症の総称です。
口内炎ができる原因には様々なものがあり、はっきり原因が特定できないことも多々あります。
口内炎の予防法とは?
- 口の中を清潔に保つ
口の中が汚れている=口の中にたくさんのバイ菌がいることになります。
粘膜に細かい傷ができた時に、傷口に細菌やウィルスが感染し口内炎ができやすくなります。
優しく、丁寧な歯磨きやうがいによって口の中の菌の繁殖を抑えることは、口内炎の予防につながります。
たくさん歯石がついているようなら歯石の除去も必要です。 - 粘膜の乾燥を防ぐ
粘膜が乾燥していると傷がつきやすくなり、口内炎を悪化させますので、こまめな水分補給や部屋の保湿にも気をつけてください。
唾液の出る量が減少している場合は、粘膜保護用の塗り薬やスプレーの使用も検討すべきです。 - 食事に気をつける
ビタミンB2、B6、Cや亜鉛といった栄養素が不足していると、口内炎ができやすくなったり、治りにくくなります。
バランスの良い食生活を心がけ免疫力を上げることは、口内炎の予防につながります。
参考までに、これらの栄養素を多く含む食品を例示しておきます。
ビタミンB2
レバー、ウナギ、青魚、納豆、卵、乳製品、海苔、アーモンド
ビタミンB6
レバー、マグロ、カツオ、サケ、青魚、鶏のささみ、ニンニク、バナナ
ビタミンC
緑黄色野菜(ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー、ケールなど)、果物(アセロラ、柑橘類、イチゴなど)
亜鉛
牡蠣、煮干し、するめ、牛肉
手っ取り早く摂取するならビタミン剤やサプリメントがありますが、毎日の食事で摂取できればなお良しです。 - 喫煙や過度の飲酒を控える
タバコやアルコール類の摂取は口内炎の発症に直接的にまた、間接的にも悪影響を与えますので控えましょう。 - 睡眠不足やストレスの解消
口の中には様々な菌(常在菌)がいて、口の中の健康を保っています。
ストレスや睡眠不足により、口の中の常在菌のバランスが崩れてしまうと、口内炎ができやすくなります。
睡眠をしっかりとり、疲労やストレスをためないようにして、抵抗力を保っておきましょう。
なかなか治らない時は?
口内炎が治るには通常1~2週間かかります。
多くの場合、自然治癒をしますが治りを早めたいのであれば塗り薬や飲み薬を処方することもできます。
また、なかなか治らない時は一般的な口内炎ではない可能性があり、以下のような原因が考えられ、原因によって治療法は異なります。
- なんらかの内科的な疾患が関与している場合
血液検査などが必要になります。検査、治療のできる医療機関を紹介します。 - 歯がすり減ったり、欠けてとがっている部位があったり、不良な詰め物が入っているせいで傷ができる場合
歯の治療が必要です。 - 歯表面的な炎症ではなく、歯の根の先に膿がたまっているせいで歯ぐきにできものができている場合
歯の治療が必要です。 - 歯垢や歯石が付着しているせいで歯ぐきが炎症を起こしている場合
歯石除去など歯のクリーニングが必要です。 - 入れ歯の適合が悪くて傷ができている場合
入れ歯の調整が必要です。 - 口内炎ではなく腫瘍ができている場合
手術による切除が必要です。粘液嚢胞などの良性腫瘍なら当院で手術可能です。
悪性腫瘍の可能性がある場合は、がん治療の実施可能な医療機関を紹介します。
口内炎ができたのに気がついてから、2週間程度経過しても治らない場合や、
何かおかしいと感じられた場合は歯科受診をおすすめします。
舌痛症(ぜっつうしょう)
代表的な症状
- 舌の先や縁あるいは中央部にヒリヒリした痛みや灼熱感、しびれるような感覚が長期間続く。
- 舌の痛みやしびれの原因となるような明らかな炎症や外見的異常が無く、原因が不明。
- 神経の麻痺が無い。
- 血液検査において特に異常を認めない。
- 何かに熱中している間や睡眠中は症状が出ない。
- 口の中の乾燥を認めることが多い。
- 味覚の低下や異常を認めることもある。
治療法
軽症の場合は特に治療の必要はありません。十分な休養とバランスのとれた食生活を心がけて下さい。
症状が強い場合は漢方薬やビタミン剤、抗うつ薬、うがい薬などの投与を行います。
口の中の乾燥がある場合は、水分摂取の促進や、口の中の保湿用の塗り薬やスプレーを使用していただきます。
味覚の異常を認める場合は、亜鉛を多く含む食物の摂取を心がけて下さい。
舌苔
舌苔(ぜったい)とは
舌先と舌の縁を除いた舌の奥の方から手前にかけて、舌の上面にうっすらと付着しています。
舌の表面はつるつるではなく、乳頭と呼ばれる細かい突起が無数に存在します。
また、舌の表面にある粘膜上皮は新陳代謝が盛んで、食べ物が接触したり、歯と触れ合ったりするとはがれます。
そして、はがれた粘膜上皮や食べ物のカスなどが舌の表面にある乳頭に付着し、そこで口の中の細菌などが繁殖すると舌苔となります。
舌苔のつき方には個人差があり、一日のうちでも変化します。
舌苔の色や厚さによって体調がわかる
健康な状態の舌は、淡いピンク色をしています。
そして、舌の表面にうっすらと白色の舌苔が付着しているのが正常な状態です。
舌苔は舌の表面を保護する役割もありますので、正常な舌苔を除去する必要はありません。
しかし、体調が悪い時やなんらかの病気がある時には、舌苔が厚くなったり色が変わったりするので、体調チェックの目安になります。
- 白い舌苔が増えた
白い舌苔が厚くなる原因には、疲労、ストレス、口腔乾燥、薬剤の副作用、代謝異常、更年期障害など多数あります。ただし、舌の縁や裏側が白くなっている場合は、舌苔ではなく白板症という病気の可能性があります。白板症はガン化する恐れがありますので、もしこのような症状が見られる場合は受診してください。また、白い付着物が大量についている場合はカビの一種が異常に繁殖したカンジダ症の可能性もあります。この場合も治療が必要ですので受診してください。 - 黄色い舌苔がついている
黄色っぽい舌苔が厚く付着している場合、喫煙の影響あるいは慢性胃炎や消化不良など胃腸に問題がある可能性があります - 黒い舌苔がついている
抗生物質を長期服用したり、免疫力が低下していると口腔内の細菌の構成が変化し、黒い舌苔が出現することがあります。 - 舌苔がまったくない
舌苔がまったくないツルツルの状態、舌が鮮やかな赤い色になっているのは健康ではありません。内臓に問題がある場合や、栄養状態が悪い場合など、舌の粘膜が萎縮して舌苔がなくなることがあります。栄養バランスのとれた食事をとり、ミネラルや鉄分不足にならないように注意しましょう。
舌苔のケアの仕方
過剰な舌苔は口臭の原因に
舌苔が厚くなると、口臭の原因となることがありますが、ある程度の舌苔は健康のために必要です。
舌苔の除去は、舌苔が厚く積もり、舌の中心に溝ができて味覚が鈍っているような場合にのみ行うようにしましょう。
また、舌苔を除去するヘラやブラシなどが市販されていますが、舌を強くこすると粘膜を傷つける恐れがあり、器具を使うことによりさらに状態を悪化させる可能性があるため、当院は推奨していません。
それよりも、舌苔の原因を探り、元になる病気や体調不良を改善することが大切です。
舌苔の取り除き方
過剰な舌苔が気になる場合は、口の中で舌を上あご(天井のようになった部分)に押しあて、舌の表面を天井にこすりつけるようによく動かして舌苔を取り除きます。
舌は味覚を司るなど大切な働きをしていますので、あまり舌苔を気にしすぎて舌を傷つけてしまわないようにしてください。
舌をよく動かす、食事の時によくかむことを心がければ唾液の分泌も活発になり舌苔を減らす作用があります。
舌苔の増加や口臭に影響する口腔乾燥を防ぐためには水の摂取、口呼吸の予防、口腔用保湿剤の使用があります。口腔用保湿剤は当院で販売しております。
暴飲暴食、喫煙、飲酒を控えてしっかり睡眠をとることも重要です。
口腔内の細菌数を減らすためには丁寧な歯磨きと歯科医院での歯周治療も有効です。
まとめ
舌苔のチェックを行うことで、その時の自分の体調を把握することができます。ぜひ、健康状態を把握するためのひとつのバロメーターにしてみてください。ご自分で改善できることは改善に取り組んでいただき、もし気になることがある場合は、受診・ご相談ください。最後にくり返しますが、舌苔のケアをするときは、舌の粘膜まで傷つけないように注意してください。
金属床義歯
「保険の入れ歯はレジン(プラスチック)で作製するため、強度を保つためにどうしてもぶ厚くなります。このため、しゃべりにくい、口の中が狭く感じるなど、少なからず異物感が生じます。
また、温度が伝わりにくいため、熱い食べ物、冷たい食べ物がわかりにくくなります。
こういった欠点を改善できるのが金属床義歯です。入れ歯の内側部分を金属で仕上げることにより、丈夫でなおかつ薄くできます。
温度が伝わりやすくなりますので食事が美味しくなります。
スタンダードなタイプでは金属にコバルト・クロム合金を使用します。より薄く軽くをお望みの場合はチタン金属床がおすすめです。チタンは長期安定性に優れ、金属アレルギーの心配もほとんどありません。
ゴールド・クラウン、インレー
「ゴールド」とは、「金合金」や「白金加金」等の貴金属を使用した歯科治療法の総称です。 金属ですので見た目の問題、金属アレルギーの心配もありますが、これらの貴金属は錆びることがなく、長期にわたって安定した性質を持っています。伸びが良いため適合性も良好です。このため、むし歯の再発率が低くなります。かみ合わせがきつい場合など悪条件に強く信頼性の高い修復方法です。
硬質レジン前装冠
金属のかぶせの外側部分に硬質レジン(プラスチック)を貼りつけて白くしたかぶせものです。前歯の場合は保険適応で、お手頃価格なのが利点です。
デメリット
- 歯の裏側とかむ面は金属がむきだしになります。
- 硬質レジンは経年的に変色します。
- 汚れがつきやすく着色しやすい。
- 金属アレルギーの恐れがあるなどです。
金銀パラジウム金属冠
保険のいわゆる銀歯です銀が主成分のため徐々に酸化して黒く変色します。金属アレルギーを引き起こす恐れがあります。