よくある質問
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当院に寄せられるよくある質問にお答えいたします。
はい。基本的には、急な痛みでお悩みの方は当日でも対応しています。ただし、ご予約の患者さまが優先となりますので、待ち時間が長時間となる場合があります。まずは、お電話ください。
はい。可能です。ただし、矯正治療などの当院で行っていない治療の場合は他院を紹介させていただきます。また、インプラントの治療に関しては、当院でお取り扱いしていないメーカーを使用されていると、ご希望に添いかねる場合がございますのでご了承ください。
ホワイトニングを行った当日とその翌日は、歯に着色汚れがつきやすい状態となっています。そのため、色の濃い飲食物を口にしたり、タバコを吸ったりすることはお控えください。
歯を白くする方法には、ホワイトニングだけではなく、セラミックのかぶせ物や、ラミネートベニアという薄いセラミックを貼り付ける方法など様々あります。患者さまのお口の状態を確認して、ご希望に添った治療を提案させていただきます。治療を受けるかどうかは、それからじっくり考えていただいて結構ですので、お気軽にご相談ください。
保険証をお持ちください。また、他院からの紹介の場合、紹介状などがあればご持参ください。その他、様々なご要望やお悩みがある場合には、文書などにしてお持ちいただいても結構です。
当院はマイナンバーカードによる健康保険の資格確認に対応しています。マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせておられるのであれば、健康保険証の代わりにマイナンバーカードをご利用いただけます。マイナンバーカードによる資格確認をご希望の場合は、受付スタッフにお声かけの上、受付カウンターに設置しているカード読み取り機にマイナンバーカードをセットしてください。顔認証あるいは暗証番号による本人確認を行います。
あまり歯周病が進行していない年齢の若い方(30歳以下)の場合で半年に1回程度。ある程度歯周病が進行している方や中高年以上の方の場合で3ヶ月に1回程度。重度の歯周病の方や歯周病が進行しやすい方の場合で1ヶ月に1回程度が目安になります。実際には、それぞれの患者さまの歯周病の進行具合や現在の歯周組織の状態、日常の家庭でのお手入れの状態、年齢や全身的な疾患の有無などで、適したメンテナンスの間隔は異なりますので担当の歯科医師や歯科衛生士にご相談ください。
<口腔がんとは>
口腔がんとは口の中およびその周辺組織にできる癌の総称です。
どの部位にできたかによって、さらに、舌がん、歯肉がん、口底がん、頬粘膜がんなどに分類されます。
舌や歯肉にできることが多いですが、口の中の粘膜のどこにでもできる可能性があります。
口腔がんの発生率は、がん全体の1~3%と言われています。
<口腔がんの症状>
口の中の粘膜が白っぽくなったり、紅白まだら模様になったり、表面がただれたり、えぐれたり、あるいは盛り上がったりと様々な状態があります。
口内炎となかなか見分けがつかない場合もありますが、見た目が汚い感じがするもの、触ると硬くてしこりのようになっている場合は要注意です。
痛みは必ずしもありません。
口の中や唇にしびれがでたり、歯がぐらついたり、口臭の原因になっていることもあります。
首のリンパ節が腫れている場合は、かなり進行している可能性もあります。
口内炎や口の中の傷が、2~3週間しても治らないような場合は、歯科口腔外科あるいは耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。
<口腔がんの原因>
口腔がんが発生するリスク要因には次のようなものが考えられます。
まずはタバコとお酒です。これらは摂取量が多いほどリスクも高くなり、両方合わさるとさらにリスクが高まりますので要注意です。
あまりお酒を飲まず、タバコを吸わない人に比べて、たくさんお酒を飲み、タバコも吸う人が口腔がんにかかる確率は4倍以上に高まるという報告があります。
※2018年 日本国立がん研究センター予防研究グループ 発表
(https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8090.html)
次は、不適合の入れ歯や、むし歯などで欠けてとがっている歯を放置している場合、舌や頬粘膜を頻繁にかむ場合など、粘膜にくり返し傷がつくような状態が長期間続いているとがんの原因となります。
また、口腔内が不潔であったり、ビタミン不足などもリスクを高める要素となります。
<口腔がんの検査方法>
がんの疑いが低く、口内炎の可能性が高い場合は、いったん塗り薬などで治癒するか様子をみます。
がんの疑いが強い場合は、粘膜の一部を切り取り、病理組織検査を行います。
診断を確定させるためには、この病理検査が必要となります。
必要に応じてX線写真、CT、MRIなどの画像検査。血液検査なども行います。
<口腔がんの治療>
初期の場合であれば手術が第一選択です。状態によって、放射線治療、化学療法(抗がん剤)、免疫療法などを組み合わせて治療をします。
手術の切除範囲が広い場合は、切除した後、体のほかの部分から筋肉や皮膚を持ってきたり、人工物を用いて再建します。
<口腔がんの予防法>
口腔がんに限らず、がんに絶対効果があると言えるような予防法は、現状ありません。
しかし、喫煙や飲酒は、がんを引き起こす要因のひとつであり、そのほかにも様々な病気を引き起こす原因にもなります。
喫煙ならびに過度の飲酒は控えるべきでしょう。
また、不適合な入れ歯やとがった歯は放置せずに治療しましょう。
口の中を清潔に保つためのセルフケアと歯科医院でのメンテナンスも大事です。
そして、おかしな症状が続く場合は、早めの受診が早期発見につながります。
むし歯菌は砂糖を分解してむし歯の原因の酸を作りますが、キシリトールはむし歯菌が分解できないので酸を作りません。したがって、キシリトールがむし歯の原因になることはありません。ただし、むし歯を予防する働きは明確に証明されておらず、むし歯を治すものではありません。また、お菓子などでキシリトール入りと表示されているものの中にはキシリトール以外の甘味料の使用比率の高いものや、むし歯の原因になる糖類を使用しているものがありますので注意が必要です。シュガーレスの表示があるものや成分表示で糖類が0gと表示されているものなら心配ありませんが、よりキシリトールの働きを期待するのであれば、歯科医院などで販売されている使用比率が90%~100%のものをおすすめします。その他の注意点として、大量に摂取すると下痢を起こす場合があるので一度に過剰に摂取しないほうが良いでしょう
むし歯と歯石の関係を理解していただくためにまず歯の汚れについて説明します。
歯の表面の汚れは大きく3つに分けられます。
色素沈着とプラーク(歯垢)の付着と歯石の沈着です。
色素沈着はコーヒーやお茶など色のついた飲食物の摂取あるいは喫煙などで歯に色が付くことです。
むし歯の原因にはなりませんが見た目は悪いですので目立つようなら除去が必要です。
美白作用のある歯磨剤の使用でもある程度除去できますが頑固な汚れは専用の器械で歯面研磨を行ったりホワイトニングを実施する必要があります。
当院でも美意識の高い方は定期的に歯面清掃で来院されます。ホワイトニングとなると保険適用外ですが通常の歯面研磨であれば保険で実施可能です。
次にプラークの付着。
食べかすなどが歯の表面に残っていると細菌が繁殖してネバネバした塊となり、歯にくっついたままになります。
歯の表面を爪でこすってみてください。やわらかい白いカスがつきませんでしたか。
それがプラークです。
プラークは細菌の塊です。プラーク内部の細菌が活動すると酸を出して歯の表面を溶かします。すると歯に穴があくわけです。
これがむし歯の正体です。つまりむし歯の原因は歯石ではなくプラークです。
歯と歯の間など歯ブラシの届きにくい場所に少量でもプラークが付着していると内部でむし歯が進行します。
歯と歯の間にできたむし歯はある程度進行しないと発見できませんし、初期は自覚症状がありません。
短期間で急速にむし歯が進行することもあります。
このため、きれいに見えた歯がある日突然かけて大きな穴が出現するという現象が起こるのです。
定期的に歯石をとっていても日々のお手入れが不十分だとむし歯ができてしまいます。
そして歯石。プラークが付着して時間がたつとプラークに唾液中のカルシウムなどが入り込んで石灰化します。
するとやわらかかったプラークが石のように固くなって強固に歯にくっつきます。
これが歯石です。歯石になると歯ブラシでは除去できません。
歯石の表面は歯に比べてざらざらしています。
このため歯周病菌の絶好の住みかとなります。
歯周病菌は活動すると毒素を出しますので歯周病菌が増えると歯ぐきが炎症を起こしたり、歯の周りの骨が溶けてなくなります。
これが歯周病の大きな原因です。
歯周病は進行すると歯がぐらぐらしだして最終的には歯が抜け落ちる恐ろしい病気です。
歯周病菌が増える足場を作らないように定期的な歯石の除去が重要となるのです。
色素沈着はさておき、プラークも歯石もつけたままで良いことはありません。
定期健診をかねた定期的なお口のクリーニングがとても重要です。
ごく初期のむし歯や、まもなく生え変わって抜ける寸前であれば、必ずしも削って詰めるようなむし歯治療の必要はありません。しかし、いずれ永久歯に生え変わるからと言って放置しておくのは良くありません。むし歯が進んで早期に歯を失うことになると、かみ合わせが悪くなってあごの正常な発育に悪影響を与えますし、将来永久歯が生えてくるスペースが不足する原因になります。また、むし歯が進行した乳歯を放置していると、その下にある永久歯に悪影響を与え、永久歯の形が正常に作られなくなる場合があります。きれいな永久歯の歯並びを作るためには、乳歯のむし歯ゼロが前提です。まずはむし歯を作らないように食生活に注意してブラッシングを徹底することと、フッ化物(フッ素)の利用をおすすめします。しかし、残念ながらむし歯ができた場合には、お子さまの発育段階や歯の状況に合わせて適する治療を早期に行うことをおすすめします。
お口の中は安静時には中性(pH6.8前後)に保たれていますが、食事やおやつ、ジュース、スポーツドリンクなど糖分の含まれているものを摂取すると、数分で酸性になり歯の脱灰(歯の表面のエナメル質からカルシウムなどの成分が溶け出すこと)が始まります。しかし、摂取後30分から1時間くらいで唾液の力によって徐々に元に戻り、再石灰化(再び歯の表面に唾液中のカルシウム等が戻ること)が起こります。私たちの口の中は常に脱灰と再石灰化をくり返しているのです。しかし、だらだらと長時間糖分を摂取していると口の中の酸性度が高まったままとなるために脱灰が進み、むし歯が発生しやすくなります。おやつを与える場合は、だらだらと長時間与え続けるのではなく、時間を区切って与えるようにしてください。また、睡眠中は唾液の分泌が低下して酸の中和作用が弱まりますので、糖分を摂取した後にすぐに眠るのは良くありません。口の中に食べ物が入ったまま眠ることの無いように注意してください。
各社からさまざまな歯磨剤が販売されており、歯磨剤の選択には迷われることも多いかと思います。さまざまな働きをうたって多種多様な成分が配合されていますが、この中で有効性が確立されているのはフッ素によるむし歯予防作用だけです。むし歯予防の観点からフッ素入りの歯磨剤をおすすめします。 これ以外の成分の効き目は不確かなものが多いのが現状ですので実際にご使用になられて効き目が感じられるものをご使用されるのが良いかと思います。 注意点としては、研磨剤の有無です。清掃時の働きや着色除去作用を高めるために研磨剤が配合されている歯磨剤が多いのですが、研磨剤は歯をすり減らし、知覚過敏を引き起こす原因にもなります。歯の表面がしみやすい方は低研磨剤あるいは研磨剤無配合の歯磨剤を使用された方が良いかと思います。
何か食べたら速やかに食べかすを除去するのが基本です。必ずしも歯磨剤の必要はありません。時間も数分で十分です。歯ブラシが無い場合など歯磨きが出来ない場合はガムをかむのが有効です。これはガムをかむことにより唾液がたくさん出るからです。ただし、ガムはシュガーレスのものにして下さい。TV報道などで、食直後の歯磨きは良くないという意見が紹介されていましたが、この報道で誤解が生まれているように思います。食事時に分泌される唾液の働きを期待するのであれば、食後30分程度時間を置いてから歯磨きをするのが良いのですが、食後すぐに歯磨きをすることが害になるとまでは言えません。食後すぐの方が歯磨きをする時間が取りやすいのであればそれで良いと思います。食後に行うブラッシングとは別に寝る前はすみずみまで丁寧に歯磨きを行って下さい。強い力は必要ありませんが歯と歯ぐきの境い目や歯と歯の間にしっかり歯ブラシの毛先が当たっているかを意識してブラッシングして下さい。寝る前のブラッシングには少なくとも10分程度の時間をかけるようにして下さい。
まだ電動歯ブラシは使ったことが無いという方でも、電気屋さんに特設売り場が設けられていたり、テレビCMが頻繁に流れるため、気になっておられる方も多いかと思います。
まず、電動歯ブラシの利点をあげます。
1.歯磨きが苦手でも簡単に磨ける
もともと、電動歯ブラシはハンディキャップを持った方が簡単に磨けるように開発されました。
それだけに、歯磨きが苦手な人でも早く、簡単に、キレイに磨くことができます。
2.歯垢(しこう・プラーク)を効率よく除去できる
むし歯や口臭、歯周病の大きな原因は歯の表面に付着した歯垢です。
歯垢は言ってみれば細菌のかたまりであり、これをしっかり取り除くことが重要です。
プラークを手用歯ブラシで取り除こうとすると、時間とテクニックが必要です。
自分に合った電動歯ブラシを選んで上手に使えば、効率よく歯垢を除去することができます。
次に欠点をあげます。
1.費用が高い
本体もさることながら定期的に交換が必要なブラシ部分や電気代などランニングコストも必要です。
また、洗面所付近に充電器を置くスペースが無いと充電しておくのも以外に面倒です。
2.それぞれの電動歯ブラシに適した使用をしないと十分な効果が得られない
優れた電動歯ブラシが続々と発売されていますが、その電動歯ブラシにあった使用をしないと宝の持ち腐れになってしまいます。
高級な電動歯ブラシを買ったんだから勝手に歯がきれいになるだろうといい加減な使用をしていると手用歯ブラシで歯磨きをしていた頃よりかえってお口の状態が悪くなることもあります。
まずは説明書を良く読んでいただくことですが実際の使用法が上手くできているか心配という方はお使いの歯ブラシを持参いただければ指導いたします。
ポイントはむやみに歯ブラシ本体を早く動かしたり、強く当て過ぎないことです。
歯磨剤は必ずしも使う必要はありません。使うのなら泡立ちが強いタイプではなく、ジェルタイプをおすすめします。
以上、電動歯ブラシであれ、手用歯ブラシであれ、大事なのは、いかにすべての歯垢を落とすかということです。
手用歯ブラシでしっかりブラッシングが出来ているのであればあわてて電動歯ブラシに替える必要はありません。
自分にあった歯ブラシを上手に選択し、歯科医院で自分にあったブラッシング指導を受けてみて下さい。
舌の表面には舌苔(ぜったい)と呼ばれる苔状のものが薄く白くついているのが正常です。体調や個人差により状態は千差万別ですが、多くの場合病気ではありません。軽くこすって除去できるようなら問題ありませんが、必ずしも取り除く必要もありません。舌苔の中の細菌が口臭の原因になっている場合もありますが、あまり神経質になって除去すると粘膜の表面を傷つけてしまいかえって良くありませんので、不必要に舌をこすらないほうが良いでしょう。ぶ厚く付着している場合はカビの一種が繁殖していることもあります。また、粘膜の表面が硬く白くなっている場合は白板症や腫瘍性の病気の場合もありますので、気になられる場合は受診してください。
歯周病が進行すると歯を支えている骨が減少し、歯のまわりの歯肉(歯ぐき)が下がります。また、かみ合わせの状態によっては歯がかたむいたり、飛び出てきます。このため、歯が伸びたように見えることがあります。ある程度は老化現象とも言えるものですが、進行すると歯がぐらぐらしたり、抜ける原因になったりしますので、歯周病の治療をおすすめします。その他にも歯ブラシの力が強過ぎる場合や歯ぎしりやくいしばりがある場合にも、歯肉が下がることがあります。状態によって対処方法が異なりますので、歯科医院でご相談ください。
ブラッシング時の出血は炎症によるものがほとんどで、歯肉炎、歯周病の症状のひとつです。歯肉に付着したプラーク(歯垢)と呼ばれる汚れの中や、歯と歯肉の境い目にある歯肉溝と呼ばれる溝の中で歯周病菌が繁殖し、これらの細菌が出す毒素に歯周組織が反応して炎症が起き、出血しやすい状態になります。つまり、原因になっているプラークや細菌を歯ブラシなどで取り除けば、炎症が治まり出血しなくなります。出血する部位ほど丁寧に時間をかけてブラッシングしましょう。1週間程度は出血が続くかもしれませんが、根気よく丁寧にプラークを取り除くようにすれば炎症が治まり、出血もしなくなります。ただし、炎症を起こしていますからあまり強く磨くのはかえって逆効果になります。歯ブラシはあまり強く握らず、歯ブラシの毛先を使って、歯と歯肉の境い目をやさしくブラッシングしてください。また、歯周病が進行している場合やきちんと歯を磨けていない場合、あるいは何らかの全身的な疾患が影響している場合には、なかなか出血が治まらないこともありますので歯科医院でチェックを受けてください。
歯がぐらつく(動揺する)原因には歯周病による場合、差し歯などの補綴物の不具合による場合、外傷などで歯が割れたり抜けかけた場合などがあります。
それぞれ何が原因で現在の歯の状態がどうなっているかで治療法は異なります。
まず、歯周病が原因の場合で歯を支えている骨の減少量が少ない場合は歯周病治療により改善が見込めます。
骨の減少量が多い場合は歯周病治療を実施してもなかなか歯の動揺が治まらないこともあります。
この場合、周囲の歯と連結して固定したり歯周外科治療の実施が必要になるかもしれません。
また、痛みや動揺があまり強い場合には残念ながら抜歯が必要になる可能性もあります。
次に差し歯などの補綴物の不具合の場合。補綴物の再装着や作り直しが必要になります。
差し歯がぐらつく場合、歯の根が割れていることもあり、割れ方によっては抜歯が必要になるかもしれません。
最後に外傷による場合。歯が割れている場合は割れ方によって差し歯を作って治せる場合と抜歯が必要になる場合があります。
抜けかけて動いている場合には周囲の歯と連結して固定を行います。
完全に抜けた場合でも歯の根の表面が傷んでいなければ元の位置に戻して固定することによって治る可能性があります。
小さなお子さまの歯ぎしりの場合、あごの成長発育にも役立ちますので、お子さま自身があごや歯の痛みを訴えない限りはすぐに治療する必要はありません。成長にともない自然に無くなることも多いので、永久歯が生えそろってかみ合わせが安定する15歳頃まではそのまま様子をみてください。大人の場合、歯ぎしりにより顎関節症を引き起こしたり、歯の表面がすり減ったり、歯が欠けたり割れたりする原因になります。歯ぎしりが習慣化(習癖)してしまっている場合、なかなか歯ぎしりを無くすことは難しいのですが、まずはできるだけストレスをため込まないことと、寝る前に自己暗示をかけてあごの力を抜くように心がけてください。歯ぎしりから歯を守るためには、マウスピースの使用がおすすめです。健康保険が適用され、3割負担の場合で自己負担額は約3,000円です。
歯の根が折れていない。歯の根の表面が汚染されていない。歯の根の表面が乾燥していない。以上の条件を満たしていれば、元の位置に戻して固定することにより再びくっつく可能性があります。歯が抜けた場合はできるだけ歯の表面を触らないようにして歯の保存液(無ければ生理食塩水や牛乳で代用可)につけた状態で、できるだけ速やかに歯科を受診してください。保存液が何も用意できない場合、飲み込む危険性が無い方なら口の中で保存する方法もあります。
親知らずは18歳以降に生えてくる前から8番目の歯です。親知らずでもしっかり生えてかみ合っているのなら、抜く必要はありません。しかし、全般的にあごが小さくなってきているため、親知らずが生えてこずに埋まったままであったり、生えてきてもかたむいて生えてきたため前の歯にぶつかって中途半端に埋まっている状態で止まってしまうケースが多々あります。完全に埋まっていて炎症が無ければ必ずしもすぐに抜く必要はありませんが、歯が一部分だけ見えて止まっているようなケースでは歯のまわりが細菌のたまり場になりますので、例え現在は痛みが無くても抜いたほうが良いです。また、歯の矯正をされている場合は歯並びに悪影響を与える場合がありますので、抜歯が必要になることが多いです。親知らずの抜歯は難しいケースも多いため歯科口腔外科を標榜されている歯科医院で抜歯されることをおすすめします。もちろん当院でも抜歯可能です。まずは抜歯が必要かどうか診断する必要がありますので、気になっていらっしゃる方は受診してください。
いびきの原因には、何らかの原因によって気道が閉塞する場合や、鼻に問題がある場合、そして飲酒の影響があります。このうち、舌根部の気道が閉塞していびきが発生している場合、気道を拡げる働きがあるマウスピースを装着することにより、いびきの発生をおさえることが可能です。睡眠時無呼吸症候群の確定診断がついており、睡眠検査結果を記した紹介状があれば健康保険で作製が可能です。紹介状が無い場合は自由診療(税込み66,000円)となります。睡眠時無呼吸症候群の解説ページもご参照ください。